話すための英文法

How aboutとWhat about の違い【ネイティブが教えてくれたこと】

How about ~? と What about ~? はどちらも「~はどう?」と相手に提案する時や誘う時に使います。どちらを使っても問題ないケースがほとんどですが、実は微妙にニュアンスが違います。事例を見ながらネイティブの使い分けをマスターしましょう。

「映画はどう?」はどちらを使う?

How about ~? と What about ~?の違いを「映画はどう?」と提案する事例で見てみましょう。

How about ~?は選択肢の一つとして提案するときに使います。例えば友達を遊びに誘うようなとき、とりあえずの提案として「映画でもどう?」というようなときはHow about a movie?が適しています。提案しているほうは映画にこだわりはなく、選択肢の一つとして映画を提案しています。

What about ~? は相手にYesかNoか、あるいは具体的な返答を求めるときに使います。例えば友達にいくつか遊びを提案したけれど気乗りされなかった。その時にふと思いついて「映画はどうかな?」というようなときはWhat about a movie?が適しています。映画という提案に対して、相手がどう思うかの返答を求めています。

参考

どちらを使ってもそれほど違いはありませんので、あまり神経質になる必要はないでしょう。ネイティブは無意識に使い分けていますが、その使い分けをノンネイティブに説明するのは難しいようです。

次からはHow about ~? と What about ~?の違いをより詳しく解説します。

How about ~?

基本的な使い方

基本的な文型は次の通りです。

How about +《名詞》? 「~はどうですか?」

How about +《動詞ing》? 「~するのはどうですか?」

主語がありませんが、youまたはweが省略されていると考えておけば大丈夫です。「あなたが~するのはどうですか?」または「私たちが~するのはどうですか?」ということになります。

例文

具体的な例文で使い方を確認します。

例文

  1. How about another cup of coffee? 「コーヒーのおかわりはいかがですか?」
  2. How about lunch together? 「ランチを一緒にどうですか?」
  3. How about trying that? 「それを試してみたらどうですか?」
  4. How about going out to dinner tonight? 「今晩夕食に出かけるのはどうですか?」

主語は例文1がyou、例文2がwe、例文3がyou、例文4がweです。主語がどちらであるかは状況やセンテンスの内容によって判断します。

主語を省略しないで言うこともできます。例文4は How about we go out to dinner tonight? とも言えます。この時、文型がHow about + 《主語》+ 《動詞》?になることに注意しましょう。

★主語を入れる場合

How about + 《主語》+《動詞》?

この文型を応用して「私があなたに~しましょうか?」という提案の文章を作ることができます。

例文

How about I take you there? 「私があなたをそこに連れていきましょうか?」

「私が~しましょうか?」という提案をする場合、How about +《動詞ing》? の文型は使えません。上記の例文を How about taking you there? とすることはできません。How about +《動詞ing》? の文型が使えるのは主語がyouまたはweのときです。

What about ~?

What about ~? は相手に具体的な答えを求めたいときに使います。YesかNoか、あるいは具体的な回答を得たいときです。例えば「あの問題はどうなっているの?」というような場合、What about that problem?とWhat about ~?を使うのが適しています。

基本的な使い方

基本的な文型はHow aboutと同じです。

What about +《名詞》? 「~はどうしますか?」

What about +《動詞ing》? 「~するのはどうしますか?」

例文

具体的な例文で使い方を確認します。

例文

  1. What about that problem? 「あの問題はどうなっていますか?」
  2. A: How about going out to dinner tonight? 「今晩夕食に出かけるのはどう?」
    B: I'm not in the mood. What about going to see a movie instead? 「そういう気分じゃないんだ。その代わり、映画を見に行くのはどう?」

1はthat problem「あの問題」ですから具体的な内容です。その件がどうなっているか?と聞きたいのでWhat aboutが適切です。2はAさんの提案内容を断って自分の提案をしています。その案についてYes・Noを知りたいのでWhat aboutが適切です。

まとめ

ほとんどのケースでHow about ~?とWhat about ~?を同じように使えますが、What about ~?は具体的な答えを求めているときに適しています。日本語訳だとHow about ~?が「~はどうですか?」に対して、What about ~?は「~はどうしますか?」というニュアンスです。

How about とWhat aboutの使い方は厳密に言えば違いますが、ほとんど同じような意味です。あまり神経質に考えなくてよいでしょう。どちらでもよいケースにおいてはHow about ~?のほうがよく使われます。迷ったらHow about ~?で言ってみましょう。

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