I’m finished. はなぜ受け身なの?【ネイティブが教えてくれたこと】

I’m finished.は「私は終わっている」という意味です。

しかし文の構造は[be動詞+動詞ed]の形をしていて受動態の文章に見えます。受動態だとすると「私は終わらされた」という意味になるのでは?と疑問に思う人も多いでしょう。

記事タイトルが騙すようになって申し訳ないのですが、finishedは受け身ではなく、実は「終わっている(状態)」という意味の形容詞です。これはネイティブが教えてくれてことです。辞書にも載っています。

だからI’m finished.は「私は終わっている」という意味になるのです。

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ネイティブの感覚は形容詞

finishedを動詞finishの過去分詞と説明する人もいます。実際、過去分詞が転じて形容詞として使われる単語はたくさんありますので、文法としてはどちらで解釈してもよいのでしょう。

しかしネイティブにとってfinishedは形容詞の感覚です。

interested, excited, tired, surprised, embarrassed

このような単語は「~させられた」と受け身の文章として説明することもできますが、ネイティブにとってはこれらは「~の状態」という形容詞の感覚です。

I am interested in music. は「音楽に興味を持たされた」のではなく「音楽に興味を持っている(状態)」というのがネイティブの感覚です。そして実際ネイティブの感覚で英語を使うほうがわかりやすいように感じます。

動詞finishの使い方

せっかくですので、動詞finishの使い方もご紹介します。

  • I finished the project on schedule.「私は計画通りプロジェクトを終えた」
  • Have you finished reading the novel? 「その小説を読み終えましたか?」

このように動詞finishは「~を終わらせる」という目的語を伴う他動詞で使うことがほとんどです。

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