ディクテーションとは英語の音声を聞いてそれを文字に書きとるトレーニングです。リスニング力向上にとても有益なトレーニング方法です。
リスニングだと聞き取れているつもりでも、いざ文字にしようとすると書けないということがあります。ディクテーションによって自分が聞き取れていない箇所が明確になります。
ここではディクテーションのポイントご紹介します。
ディクテーションのポイント
簡単な英文を使うこと
ディクテーションは高い集中力が必要で、脳に高い負荷がかかります。とても疲れますので、慣れないうちはやさしい英文でトレーニングしましょう。英文の量は10センテンス程度を目安にしてみましょう。
限界まであきらめない
音声を聞いてすべての単語を書き出すのは難しいこともあるでしょう。それでも簡単にあきらめないで下さい。
もう限界、これ以上聞き取れる単語はないと思ってもあきらめずにさらに音声を聞きこみましょう。目安としては最低50回、できれば100回くらい聞きこみましょう。
音から綴りを想像できなければカタカナでも構わない
例えば音声から「オールコーリム」と聞こえたとしましょう。綴りがわからなければ「オールコーリム」と書いておきます。
テキストと答え合わせをする
「オールコーリム」と聞こえた部分をテキストで確認したところ、I'll call him.だったとします。確認することによって、I'llはオールと発音されcall himはくっついて「コーリム」の発音になるのだと認識できます。この作業をすることによって、次回からは「オールコーリム」と聞こえたとき頭にはI'll call him.の英文が浮かぶようになります。
ディクテーションとシャドーイングの違いは?
シャドーイングもリスニング強化として効果の高い学習法です。それではディクテーションとシャドーイングの役割の違いは何でしょうか?
実はディクテーションもシャドーイングもほぼ同じ役割と言ってよいでしょう。リスニングに対する効果もどちらも同じです。ですのでリスニング強化にはどちからだけやればOKです。
どちらを選ぶかは個人的な好みですが、私はシャドーイングのほうがお勧めです。
なぜならディクテーションと違って紙に書く手間がなく同じ時間でたくさんの練習ができます。また声を出すことによってスピーキングの練習にもなります。
ディクテーションの優位性は声を出せない環境でもトレーニングできることと、スペルを覚えることができることです。
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