「ビジネス英語 話す筋トレ」はパターンプラクティスを使ったビジネス英会話教材です。著者は、リスニング教材モゴモゴバスターの著者でもある松尾さんです。
モゴモゴバスターがとてもよい英語教材でしたので、モゴモゴバスター購入者向けの先行販売で「ビジネス英語 話す筋トレ」を購入しました。
購入してから1週間使用しましたので、レビューをしたいと思います。
ここがよい点
理由に関わらず、365日返金保証
まず大事な点としてお伝えしたいのが、著者の販売姿勢がとても良心的だということです。理由に関わらず365日返品保証となっています。また連絡を受けた後30日以内に返金と明記しています。
いまどき返金保証は当たり前なのではと思われるかもしれません。しかしこの教材はデジタル教材です。購入者に返金しても教材は回収できません。そのようなデジタル教材に返金保証を付けているのは非常に珍しいことです。
価格が良心的
「ビジネス英語 話す筋トレ」は全部で62レッスンです。復習を含めるとゆうに半年は使える内容です。それでいて販売価格はたったの7,900円です。
ビジネス英語をオンライン英会話でやる場合、1ヵ月でこれくらいの費用がかかるでしょう。
これはスピーキング教材の決定版なのでは?
話す筋トレを始めてから数日ですぐに思いました。これはスピーキング教材の決定版なのではないだろうか?と。
1つの構文に対して次々とチャンクで単語のかたまり入れ替えて文章を作っていく。それを何度も繰り返していく。そうすると、丸暗記ではなく、自分で文章を組み立てている感覚が身についていきます。それも瞬発的にセンテンスが思い浮かんでくるようになります。
音声ファイルは、初回の説明用とは別に復習用の音声ファイルが用意されているのも使い勝手がよい点です。復習用音声は口に出して話すことに特化していて、短い時間で濃厚なスピーキング練習ができます。まさに筋トレ、終わるとあごが疲れるくらいです。
ここがイマイチな点
教材の作りがチープ
この教材は手作り感満載です(笑)。恐らく著者の方が自分一人で、もしくはそれに近い状態で教材を制作したのではないのかと思われます。何人かのネイティブスピーカーが出てくるのですが、音圧が異なっているなどツギハギ感が半端ないです。素人が制作したなあという印象です。
英語教材は中身が重要であるので、このチープな作りは個人的には許容できるものなのですが、教材らしさを求める人には気になるところかもしれません。
販売ページが怪し気
教材の中身とは関係ないのですが、販売Webページ(ランディングページ)がこれまたチープな作りです。私がモゴモゴバスターを知らなければ、販売ページを見て怪しい教材だと判断したかもしれません。実にもったいないです。
こんな人には向かない
「ビジネス英語 話す筋トレ」は素晴らしい教材です。ただし、どんなに素晴らしい教材でも万人に向くというものはありません。「ビジネス英語 話す筋トレ」が向かない人についても言及しておきたいと思います。
日常英会話を学びたい人
話す筋トレはビジネス英語を対象としています。ビジネス英語を学びたい人にはうってつけの教材です。一方、日常英会話を学びたい人には向かないかもしれません。学習する英語を日常会話で使うイメージができないからです。
ビジネス英語と日常英会話がまったく違うわけではないのですが、、やはり頻出するフレーズは異なります。日常英会話を学びたい人は日常英会話に特化した英会話教材のほうがよいでしょう。
この話す筋トレの日常英会話版があれば爆発的に売れるのではないかと感じました。
基礎ができていない人
「ビジネス英語 話す筋トレ」はパターンプラクティスの実践教材です。ある程度基礎ができていることが前提になった学習内容です。
例えばレッスン1では、I need you to work on the sales forecast. というセンテンスをもとにI need you to 以下のフレーズを次々に入れ替えて口に出す練習をします。
I need you to ~という文法構造の説明はありません。知っていることが前提にレッスンは進みます。
まとめ
ビジネス英語を話せるようになりたいという人には現時点で最適・最強の教材なのではないでしょうか。