goとcomeの使い分け
例文を見る前にgoとcomeの使い方の原則を確認します。
ポイント
goはセンテンスの主語が自分のいる場所から離れる場合
comeはセンテンスの主語が聞き手か話し手のところに接近する場合
それでは早速例文で原則を確認してみましょう。
基本パターン
例文1
A: Dinner is ready. 「夕食できたわよ」
B: I'm coming. 「今(そっちに)行くよ」
I'm coming. 「今いくよ」はよく使われる言葉です。これは主語「I(私)」が聞き手のほうに接近するためcomeを使います。
例文2
A: Dinner is ready.「夕食できたわよ」
B: I'm going. 「今から出かけるよ」
日本語の感覚ではI'm going.のほうが「いま行くよ」に思えるのですが、実際の意味は真逆です。
goは主語「I(私)」が聞き手から離れることを意味します。そのためI'm going.は「私はこの場を離れます=出かけます」という意味になります。
応用パターン
例文3
Do you want to come to the party tonight?
「今夜(私の主催する)パーティーに来ませんか?」
自分が主催するパーティーに相手が来られるかどうかを確認するときはcomeを使います。主語「you(あなた)」が話し手が主催するパーティーに接近するためです。こちらは日本語の感覚に近いのではないでしょうか。
例文4
Can you go to the party tonight?
「今夜(話し手と聞き手の共通認識のある外部の)パーティーに行けますか?」
こちらも日本語の感覚に近い使い方です。「話し手と聞き手の共通認識のあるパーティーに行けますか?」と聞く場合は、今いる場所から離れるイメージのためgoを使います。