英語を話せるようになるには教材は1つ、2つ程度で十分です。良質な教材を繰り返し使うことが上達の近道です。
でも自分にあった教材を選ぶのはなかなか難しいことです。当サイトでは「リスニング効果」「スピーキング効果」「自然な英語が使われているか」「文法やフレーズ解説は充実しているか」「続けやすい仕組みはあるか」という5つの基準で採点しました。
結論から言って当サイトで初級者の方にお勧めできる英会話教材は3つです。
まず英語力を総合的に高めたいという方はスタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)が間違いない教材です。充実した学習システムと楽しみながら学習できる連続ストーリーで着実に英語力がアップします。スマホからでもパソコンからでも学習できる利便性もGood Pointです。リクルートが運営しているので信頼性も抜群です。
スタディサプリEnglishに負けず劣らずお勧めしたいのがプライムイングリッシュです。当サイトで人気ナンバー1の教材です。特にリスニングにお悩みの方には強くお勧めしたい教材です。プライムイングリッシュで音声変化の法則を学習すればこれまで雑音のように聞こえていた英語がはっきりと意味を持つ英語に変わります。逆に言えばこの音声変化を学ばなければネイティブの英語は1000時間リスニングしても聞こえるようにはならないでしょう。
ある程度の英語力があり、国際的に通用する英語力を身に着けたいという方にはEnglishClass101.comをお勧めします。こちらは解説を含めて全て英語ですが、ネイティブのニュアンスがわかりとても興味深いです。各教材の詳しい内容は下記をご覧ください。
【2021年】厳選3選お勧め英会話教材
1位:スタディサプリ英語 5.0
こんな方におすすめ
- ストーリーのある会話形式で学習したい人
- ネイティブのナチュラルなフレーズを習得したい人
- いかにも勉強ではなく楽しく英語学習したい人
- 自分のレベルに合った教材で学習したい人
- 自分の発音をチェックしたい人
- リスニング力を確実に上げたい人
- 文法説明が欲しい人
スタディサプリ英語はリクルートが運営しているオンライン英会話教材です。月額制です。
率直に言って、これ以上優れた英会話教材は今後発売されることはないだろうと言えるレベルの内容です。
秀逸なのは日常生活をテーマとした連続ストーリーを核として、リスニング、スピーキング、発音、単語、文法とまんべんなく学習できる点です。
会話にもとづいているので楽しいし記憶に残ります。
ストーリーがとても楽しいのでワクワクしながら学習ができます。リスニングもスピーキングもストレスを感じさせない作りになっていて学習していてつまずくことがありません。
さらにはレベルが7段階に細かく分類されているので教材のレベルが自分に合わないということはまずありません。
至れり尽くせりで今イチオシの英語教材です。
価格 | 月額1,980円(税抜) |
商品内容 | パソコンまたはスマホでのオンライン学習 |
最適レベル | 初級者~初中級者向け |
お勧め度 | |
リスニング | |
スピーキング | |
自然な英語か | |
文法等の解説 | |
続けやすさ | ドラマ形式のストーリーで楽しく続けられる |
返品規定 | 7日間無料 |
特徴 |
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さすがリクルートさんです。リスニング・スピーキングと隙がないです。ストーリーが抜群に楽しくて学習が苦になりません。無料お試し期間が7日間あります。試してみない理由がありません。
あえて難を言えばストーリーの続きが気になって学習がおろそかになりがち・・・というところでしょうか。
2位:EnglishClass101.com 4.5
世界で最も人気のある英語教材です。スタディサプリ英語に近いコンセプトです。パソコンやスマホで学習ができるオンライン教材です。
この教材で一番よいのはネイティブのニュアンスが細かく解説されていることです。似たような表現がある場合、どう違うのだろうというモヤモヤが解消されます。
解説も含めてすべて英語です。
価格 | ベーシックプラン:月額4ドル/プレミアムプラン:月額10ドル |
商品内容 | パソコンまたはスマホでのオンライン学習 |
対象者 | 初中級者 |
お勧め度 | |
英文のナチュラルさ | |
リスニング | |
スピーキング | |
自然な英語か | |
文法等の解説 | ただし全て英語での解説 |
続けやすさ | |
返品規定 | |
特徴 |
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世界で一番人気の高い英会話教材です。細かいレベル設定、豊富なコンテンツ、スクリプトの面白さ、どれをとっても一流です。ただ難点はすべて英語ということです。内容を正しく理解するためには初中級レベルの力が必要になるかもしれません。英語を英語で理解することにチャレンするなら一押し教材です。
英会話教材選び7つのポイント
ネイティブが実際によく使うフレーズであるかどうか?
教材に使われているフレーズが実際にネイティブが使うフレーズであるかどうかは、教材選びで最も重要な要素の一つです。
せっかく学習しているのにネイティブが使わないような英語を覚えてしまうことほど悲劇なことはありません。
残念ながら英語教材の中にはネイティブであれば使わないであろうフレーズが含まれているケースが多々あります。
会話形式の教材であるかどうか
会話は常に相手とのやり取りで成り立っています。一方的に話すスピーチとは違います。
フレーズは会話の中で覚えないといざ必要な場面になっても口から出てきませんし、会話の中で覚えないと同じような意味でも不適切な場合が出てきてしまいます。
短文暗記型の教材は、覚えたつもりでも実際の英語力になりにくいので避けましょう。
教材のコンテンツが楽しいこと
映画で英語の勉強をして話せるようになったという人はたくさんいます。楽しくて勉強が続きやすいからです。
英語上達のキーは教材の質もさることながら、勉強を継続できるかということもそれ以上に大切なことです。
そのためには教材の内容に興味が持てるかということは重要です。コンテンツがエンターテイメント系だと続きやすいと思います。
怪しいメソッドやお手軽な学習法に惑わされてはいけない
英語が1ヶ月やそこらでできるようになる魔法の方法はありません。「高周波で・・・」のような眉唾ものの教材ではなく、正統派の教材を選びましょう。
また、1日5分の勉強だけで話せるようになると宣伝をしている英語教材も見受けられます。しかしどんなに優れた英語教材でも1日5分の勉強だけで話せるということは現実的にありえません。
同様に聞き流すだけで話せるとする英語教材もありますが、聞き流すだけで話せることもありません。甘言に騙されないようにしましょう。
特典に惑わされないこと
教材がボリューム満点だったりたくさんの特典が付いてくるとそれだけで素晴らしい教材のように思えてくることがあります。
しかしそれは失敗のもとです。教材のボリューム量が多いとたいてい挫折します。ましてや特典などついてきても使いきれません。あれやこれやではなく、良質な教材を繰り返し使うようにしましょう。
購入前に教材の内容が確認できるか
ネット通販では教材の中身を購入前に確認することはできず、教材が本物かどうかは賭けになってしまいます。
その意味でWeb等で教材サンプルが確認できるかどうかは大事な要素です。その教材が自分に合っているか(レベルや会話内容)がチェックできます。
そして何より、サンプルを公開しているかどうかは販売会社が教材に対して自信を持っているかどうかの指標にもなり得えます。
返品規定に注意 中には詐欺的な返品規定もあり!
Webで試聴できなくても返品規定を設けている教材もあります。この場合、ノーリスクで教材の良し悪しがチェックできそうですが返品規定には要注意です。
返品規定を設けている教材の中にはサンプル音源以外の本教材を開封すると返品不可になる教材、返品時に長文のレポートを要求する教材、中には返品できるのは最初の教材だけでそれ以外のものは返品できないというような詐欺的な教材もあります。
なぜ英会話教材を購入しようとしているのか?自問してみよう
英語を学習するだけならば1000円程度で書店で販売されている書籍でもできます。どうしてあなたは高額とも言える英会話教材を検討しているのでしょうか?
英会話教材を否定しているわけではありません。私自身はとても有益だと思っています。ただ、目的を間違えてしまうと後悔することになります。
英会話教材が果たす役割というのは、「話せるようになる」という実用的な側面です。「TOEICの点数をあげたい」「英文法に強くなりたい」「ボキャブラリーを増やしたい」というような試験対策や特定分野の強化を目的とする場合は書籍のほうが向いています。
また自主的に学習できるか自信がないという場合はお財布との相談になりますが、英会話スクールのほうがよいでしょう。英会話教材は自主的な姿勢が問われます。
英会話教材を購入してよかったと思える人というのは、「日常英会話ができるようになりたい」「英会話スクールよりも効率的に学習したい」「そもそも英会話スクールに通う時間やお金がない」「英会話スクールだと恥ずかしいから一人で勉強したい」というような人が最も適合します。
英会話教材に求めるのは英会話スクールのような体系的なトレーニングができ、かつコストパフォーマンスがよく、この教材だけをやれば日常英会話が話せるようになる、というような要素であるべきと考えています。
書籍 | 英会話教材 | 英会話スクール | |
価格 | ◎ 1500円程度 |
○ 3万円程度 |
△ 年40万円程度 |
スピーキング | △ | ○ | ○ |
リスニング | ○ | ○ | △ |
TOEIC | ○ | × | △ |