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「英語耳」のレビュー:英語学習で一番最初に出会いたい一冊

「英語耳」はすべての英語学習者にお勧めしたい教材です。これから英語学習を本格的にスタートしようとしている人なら一番最初に手にしたい本です。すでに英語学習を本格的にしている人でも、いったん今やっている学習の手を止めてやってみる価値のある本です。

英語耳は発音トレーニング本です。英語学習の最初のうちに発音をしっかり学習しておくと、リスニング・スピーキングの力が面白いように伸びていきます。特にリスニングに行き詰まりを感じている人は発音を見直すと劇的な効果が表れるでしょう。

英語耳の特徴

この本は発音の入門書でありながら、目指すレベルは相当に高いです。最終的には、リラックスした状態で英語をほぼ100%聞き取れ、何時間でも疲れずに英語を聞き取れるレベルを目指しています(そのレベルをこの本では「英語耳」と呼んでいます)。

もちろんこの本だけで英語耳レベルに到達するわけではないのですが、この本で学習することにより将来英語耳になる下地ができます。また本には英語耳になるための具体的なステップ、やるべきことが書いてあり励みになります。

私自身、発音は重要だと思い発音に関する本は10冊程度購入しました。その中で英語耳をお勧めするポイントは次の3点です。

学習順番が適切

母音の学習から始まる発音本が多い中で、英語耳は子音の学習から始まります。母音中心の日本語と違って英語は子音が重要です。その意味で子音から学習するのは理にかなっています。

また子音の中でも日本人が苦手とする発音からスタートし、続いてそれに似ている子音を関連させて学習するので違いを意識して学習しやすくなっています。具体的には[s,z]からスタートし、続いて[ʃ,ʒ]を学習します。

s音は日本人にとってr音と同じくらい苦手な音のようです。sをきれいに発音できるようになると発音が引き締まって、ネイティブの英語に近づけますよ。

解説の内容や発音練習方法が秀逸

例えばsの発音は日本語のサ行の音と似ていますが、息の強さが全く違います。日本語のサ行のイメージでsを発音しても鋭いsの音がでません。その違いが頭ではわかっていても、単純な音の反復練習ではなかなかネイティブらしい発音は身につかないものです。

英語耳はどう発音するかという解説内容と、それに対応した発音練習方法が素晴らしいです。

例えば英語耳ではsの発音練習において、[sssss]とsを連続して発音する練習と、seaという単語を使って[ss][i:],[ssi:],[si:]と段階を追って発音する練習をします。

このことによって、子音を強く発音し母音は添えるだけの英語らしい発音が身につきます。

音声変化の基本が学べる

「サンキュー」というカタカナ英語の語源はThank you.です。もともとは2単語ですが、まるで1単語のようにつながって発音されます。

Thank you.に限らず、英語では単語と単語がくっついて発音されることがよくあります。くっついた時に元の音とは違う音に変化することもあります。例えばShut up.を一音一音発音すると「シャットアップ」ですが、実際はくっついて「シャラップ」のような発音になります。

英語耳ではこのような音声変化も学習します。英語リスニングには音声変化は欠かせないものです。英語学習の最初にうちに音声変化学習ができることは幸せなことです。

ただし音声変化の全てをこの一冊で習得するのは難しいので、音声変化については別に教材を用意するとよいでしょう。

反復練習がしやすい

発音学習は最初に母音・子音を1音1音丁寧に学びます。一通り各音の理論を学んでもすぐにお手本通りにできるようになるわけではないので反復練習が必要です。

英語耳では巻末にまとめページがついています。これが何気ないようで非常に使いやすいです。私は英語耳で最初に2週間程度かけて各音の理論を学んだあと、その後1か月程度毎日30分使って全ての音の復習を行いました。

理論学習に2週間、その後に反復練習1日30分×1か月です。たったこれだけで発音の基礎を確実に築くことができました。そして私の一生の英語財産となりました。

英語耳まとめ

私も最初は発音をおろそかにしていまいした。相手に通じる程度にできればよいと考えていました。しかし正しい発音ができていないと必ずリスニングの壁にぶつかります。

発音は英語の基礎であり、かつリスニング・スピーキングとあらゆる分野に影響します。1か月ほど集中して発音練習すればめきめき効果が表れます。英語学習に行き詰まりを感じている人は、一度発音を見直してみることを強くお勧めします。

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